ハッピーエンド。

「君の膵臓を食べたい」　を　観に行きたいんだけど・・・行けない。

ユウも私も本を読んでいて
映画化が決まった時には
”一緒に行こうね”って言ってたのに

ユウは　早々にお友達と観てしまい

ちょっと一人で行く勇気が出ず・・・。
一人で映画館に行けないとか
一人で映画を観れないとかでなく

ここ数年、
悲しい結末に　めっぽう弱くなった・・・から。
小説でも　フィクションでも　映画でも
悲しい結末だったりすると
立ち直れなくなる。

君の膵臓を食べたい　の原作を読んだ時は
横須賀線の中で大泣きしてしまい
苦しくて途中駅で　降りたほど。
そこからは本を閉じて家で続きを読んで
最後まで読んだら　その日は眠れなくなってしまった。

先に映画を観た
ユウは、本も読んだら映画も見た方がいい。と勧めて
”すごく泣いちゃったけどねー”とえへへと笑う。

・・・すごく　泣いちゃうのか・・・ううう　怖気づいてしまう。

遠くに住む　高校時代の友人へ
キミスイ　観たいけど観れないと漏らしたら
”私もーー！”と返ってきた。

ああ、近所なら一緒に行きたいのにな。

そして、同じ年齢ならでは。と笑った。
歳を重ねると
蚊に刺された跡やちょっとした風邪やケガが
治りづらいのと同様

心の傷も癒えにくい・・・。

色々と弾力がなくなっている。
跳ね返す”ぴちぴち”感が無い。

遠近さまざまな色々な人に
大小さまざまな色々なことに
どうか　どうか
みんな　楽しく快適で居てね　と思う。
どうかどうか
ハッピーエンドでありますようにと願う。

まあ、何をもってハッピーエンドなのかは
個々の捉え方だけど。

日々出会うすべてのことを
大きく大きく　よしよし　と　受け止められたら
大人になれるのかなあ。

私がぶつぶつ悩んでいる横で
中学生のユウの　ぴちぴちした　ほっぺ。

まぶしくて
愛しくて
かわいい。

まずは、ユウが今頑張ってる
学園祭のハッピーエンドを願って

その後　映画を観ようかな。